肌の洗いすぎでエイジングをすすむ!宇津木龍一著「ミクロのスキンケア」ブックレビュー

・肌の老化エイジングを感じる、何とかしたい

・肌トラブルが絶えない

・肌が乾燥する

・高級な化粧品をたくさん使っているけど効果がイマイチ

・ヒアルロン酸やボトックス注射、シミ取りレーザ―など美容医療の効果に半信半疑

今回のブログは、こんな方にお悩みを持つ人への内容になっています。

ブログ主のsissyは、化粧品会社に勤める OL です。

仕事柄これまでにたくさんの 皮膚に関する本、化粧品成分に関する本を読んできました。

今回 レビューする「ミクロのスキンケア」は正しいスキンケアを再認識でき、何歳からでも理想的な肌になれると希望をもてる内容でした。

スキンケア次第で「アンチエイジングは可能!」ということがわかります。

アンチエイジングのスキンケア方法がわかる「ミクロのスキンケア」

「ミクロのスキンケア」概要

タイトル:「ミクロのスキンケア」 自宅でできる究極の美肌メソッド

著者:宇津木 龍一

発行:日経BP企画

初版:2003年

定価:1,200円(税抜)

ページ数:126ページ

「ミクロのスキンケア」著者はアンチエイジング専門の医師

著者の宇津木医師は、アンチエイジング治療専門の美容形成外科医です。

本の発売時は 、北里研究所病院美容医学センター長でしたが、

現在は都内で、クリニック宇津木流を開設されています。

・一貫して形成外科の分野を歩む

・アメリカの大学に5年間留学して研鑽を積み、美容医学を習得。

・一般的な皮膚科医とは異なり、美容皮膚科や美容外科治療がを専門

シミやシワ、たるみなどのアンチエイジング治療の第一人者任者と言えます。

最近ではシャンプーを使わない洗髪、「湯シャン」(お湯だけで先発する方法)を提唱されていることで有名ですね。 

ブログ主のsissyはこの「湯シャン」を知った、その理論がとても納得できたのです。

そこでこの方のスキンケア理論にも興味を持ち、この本を読むきっかけになりました。

※湯シャンについてはまた別の記事を書く予定です

「ミクロのスキンケア」要約ポイント10

マイクロスコープで常に肌の状態を把握しよう

・自分の肌の状態を正確に知ると、理想的なスキンケアを行うことができる。

・ただ目で流れ見たり触ったりするだけでは肌の本当の状態がわからず、間違ったスキンケアで肌トラブルを起こし、エイジングを加速させることもある。

※自宅用のマイクロスコープは約2万円台で販売されているとのこと

アゴの下の皮膚が自分の理想的な肌

・紫外線やクレンジングの影響を受けにくく、キメの整った理想的な肌をしているアゴの下がその人の理想的な皮膚の状態である。

・正しいスキンケアを行えば、何歳からでもアゴ下の皮膚と同じになれる

スキンケアの最重要ポイントは乾燥から肌を守ること

・美しい肌とはキメの整った肌

・キメの整った肌は老化・乾燥度が0(ゼロ)の肌

肌を乾燥から守るために必要なのは皮膚の垢(アカ)!?

・フレッシュなアカとアカになる寸前の角質の主成分が、自分が作り出す保湿成分(自家保湿成分)

・自家保湿成分を守ると、皮膚の細胞が潤って活性化され若々しい肌になる

高級クリームは自家保湿成分の1/100以下の保湿力しかない

・化粧品に配合されている保湿成分は、自家保湿成分の1/100程度の効果しかない

・アレコレたくさんつけても肌の乾燥は改善されない

自家保湿成分を守るスキンケアは[宇津木式セルアクト スキンケア法 ]

・クレンジングでの洗顔はせず純石鹸だけで最小限の洗顔をする

・メイクが多少残っても問題ない 

・洗顔後のケアはワセリンのみ(オイル・クリームも可)

・洗顔しすぎない

・マッサージをしない

・顔をこすらない、

・マイクロスコープによる肌チェックをする

石けん洗顔でメイクが肌に多少残っても問題なし

・残さず洗い落とそうとして、洗いすぎることのほうがよくない

・落としにくいリキッドファンデーションよりもパウダーファンデがよい

とにかく自家保湿成分をキープすること! 洗いすぎない・擦らない

・自家保湿成分はウナギの表面のぬめりと同じで、なくなれば肌は干乾びる

・ちょっとこするだけで失われ、再生するまでに3~4日もかかる

たるみにはフェイスリフトの早期手術がおすすめ

・予防的手術の方が若さを取り戻せて効果も維持しやすい

・手術は世界中で行われている安全なもの

医療美容の専門的な治療は積極的に利用がおススメ

【ピーリング】 

肌の健康と健康維持のためにも定期的に受けるとよい

【レーザー治療】

・化粧品ではシミを薄くする程度しか効果はない

・大体のシミは綺麗にをなくすことができるので 、治療したいのであればさっさとレーザーを当ててしまった方が良い

【フォトフェイシャル】

・肌を総合的に若返らせる効果や美肌効果がある

 ・十把一からげなので、一部は改善しても一部かえって悪化する可能性もある 

【ビタミン Cイオン導入】

・科学的にも実証されている、美肌成分を大量に肌の深部まで送り込むことができる方法

・ピーリングとセットで月に1回程度イオン導入することがおすすめ

コラーゲン・ヒアルロン酸注入(いわゆるプチ整形)

・しわやたるみが劇的に解消される 

・継続的に注射すると自分自身のコラーゲンも合成が促進されるので肌が非常に若々しくなる

・効果に期限があるものの副作用も少ない

【ボトックス注射】

・表情シワを改善し、深く刻まれた表情じわが劇的に消える

・肌までスベスベになる

・極めて手軽で安全

「ミクロのスキンケア」からわかる3つのアンチエイジング方法

洗いすぎない・こすらない

スキンケアの基本中の基本です。

でも「実際に自分がこれを正しく実行できていたか?」と考えると・・・まだまだ出来ていないようです。

・朝洗顔の代わりに化粧水で肌を拭きコットンで擦っている

・メイクを確実に落としたくて、クレンジングでつい肌をゴシゴシしてしまう

・ファンデーション塗るときに手で伸ばしてしまう

”洗いすぎない・擦らない”の基本がわかっているはずなのに、やってしまってますね。

そこで今後のスキンケア方法は・・・・

・朝はぬるま湯洗顔

・メイクはパウダーファンデなどの落としやすいものに変え、石鹸のみで洗顔する

・ファンデは柔らかいスポンジでポンポンと軽く叩いて塗る 

この実践が必要ですね。

自家保湿成分は高級クリームの100倍以上の保湿力

皮脂が保湿のために必要なことは理解していましたが、少なくとも洗顔後はあまり残さ不足分はクリームなどで補えばいいと考えていました。

自分の肌が作り出した保湿成分が、クリームの100倍以上の効果があるとは本当に驚きです。

ウナギのぬめり肌を思い出し、できるだけ洗い落とさないように洗顔は最小限に止める。

これが肌の乾燥を防ぎ、キメ細かい肌を作ってくれます。

美容医療(プチ整形やシミ取りレーザーなど)は安全で効果が高い

これまでいろいろなプチ整形を体験してきましたが、費用対効果やビジネスっぽさから若干の懐疑的な気持ちもありました。

美容医療について、世界中で安全に行われていて確実に素早く効果が出せるものとしておススメされています。

アンチエイジング専門の医師がいっているので、エイジングに本当に適したものなのだとわかり、安心して積極的にトライすることができます。

まとめ:最低限しかしないスキンケアで美容医療トライできる!

「ミクロのスキンケア」はスキンケアの王道

  • 誰でも何歳からでも、理想的な肌の皮膚の状態になれるということ
  • そのためには肌の状態を的確に把握し理想的なスキンケアをすることが必要
  • 理想的なスキンケアとは肌を乾燥させないこと
  • 保湿は高級クリームで行うのではなく自分の保湿成分で守る
  • 自家保湿成分を守るために洗いすぎない・擦らないことはマスト

この内容は、実はどのスキンケアでも書かれている王道なのです。

肌トラブルが絶えないということは、きちんと守れている人が少ないということですね。

宇津木式スキンケアはコスパ最強

このスキンケア方法だと、基礎化粧品にほとんどお金が掛かりません。

洗わない・擦らないに気を配りさえすれば、面倒くささもありません。

基礎化粧品にコストがかからない分、メイクアップを楽しんだり美容医療に使ったりすることができるようになります。

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