どっちを選ぶ?【ヘアカラーと白髪染めの違いとは】

アラフォーになると気になる、ポツポツと現れる白髪。チラッとでも白髪見えると年齢を感じさせてしまうし、頭頂部に染まっていないとなんだか不潔な印象を与えてしまいます。

白髪を染める場合、白髪染めとヘアカラーどちらを選べばいいのでしょう?このふたつは何が違うのでしょうか?サロンでお願いするときも、家で自分で染めるカラー剤を購入するときも迷ってしまいますね。

今回のブログでは、白髪染めとヘアカラーの違いをお伝えします。

sissy
sissy

このブログを書いているsissyは、化粧品メーカー勤務のアラフォー。15年以上化粧品に携わっています。ヘアカラーは現在のように皆がみんな染める以前の30年くらい?前から、ずっと染めていました。(ヤンキーじゃないよ)

ヘアカラーと白髪染めの違いとは?

白髪染めも「ヘアカラー」剤の一種。おしゃれ染め(ファッションカラーなどともいう、)酸性カラーも、アルカリカラーも、ヘアマニキュアも、カラートリートメントも、髪に色をつけるものをすべて「ヘアカラー」というのが正解です。ピンクに染めるヘアスプレーも、部分白髪に塗るヘアマスカラ(リタッチペン?)もヘアカラーなのです。

一般的には“明るく”染めるのがヘアカラー

“ヘアカラー”は髪を染めるためのカラー剤の総称なのですが、最近の傾向としては黒髪(地毛)よりも明るく染めるアルカリ性のカラー剤を「ヘアカラー」ということが多くなっています。

市販で多く売られているカラー剤の中でも、「白髪染め」でないタイプです。

白髪染めはもう白髪染めじゃない!ヘアカラーの濃いのが白髪染め

白髪染めといっても、最近の市販のものはヘアカラと同様になってきています。昔の白髪染めと染める仕組みが違っていて、ヘアカラーと同じ方法でアルカリ性の染毛剤を使って染めているからです。

昔からの白髪染めは、本当にカラスのような黒にしか染めることができませんでした。そして一旦白髪染めをすると、その髪を切ってしまわないと上から他の色に染めることはできないほど黒が強烈でした。

これは、毛髪中で鉄イオンと多価フェノールによって黒色の色素(タンニン鉄)を作って染める仕組みだったからです。髪のメラニン色素を抜いて染めているヘアカラーと、仕組みがまったく違っていたわけです。

sissy
sissy

20年ほど前、あるタレントさんの黒髪が可愛く見えてマネしたくなったsissy。市販の白髪染めで真っ黒に。ところが、周囲に人たちに「老けて見える~」と不評だったため、今度は美容院へ行って明るく染めるためのカラーリングをやってもらいました。ところが、ずいぶん時間を置いても全然染まりません。美容師さんに「髪、何かしましたか?」と言われて、初めて白髪染めをした後は染まらないことを知ったのでした。。。

最近は明るく染めるヘアカラーと同じ仕組みで白髪を染めるようになり、真っ黒ではなくブラウン系など明るめのダークカラーに染めることができるようになったわけです。

明るく染めるヘアカラーと白髪染めのメカニズムは同じ!

明るく染めるヘアカラーと最近の白髪染めは、髪を染める仕組みは実は同じなんです。

アルカリ性酸化染毛剤という薬剤を使ってメラニン色素を分解し、毛の中心部分まで染料を入って髪に色を入れる仕組みです。色持ちもよくて2ヶ月程度持ちます。

おしゃれ染めと白髪染めの違い

じゃあどうして、ヘアカラー剤に「白髪染め」って書いてあるのでしょう?旧式の白髪染めじゃなくて、アルカリ性酸化染色剤を使って同じ仕組みで染めているのに・・・。

それは、同じ仕組みでも黒髪(白髪でない髪)を染めるのと、白髪を染めるのとでは、脱色と染色の作用に違いがあるからです。

黒髪を明るく染めるヘアカラーの場合、髪にメラニンという色の色素がしっかりとあるため、まずはこれを抜く「脱色作用」をしっかりとしなければなりせん。だから黒髪を染めるヘアカラー剤には、脱色作用が強くなるように設計がされています。

一方で白髪を染める場合、すでに白髪はメラニン色素が抜けています。だから脱色作用は強くなくてよいわけですが、今度は白髪にはなかなか色がはいりません。そのため、染色の作用を強くしてあるわけです。

同じヘアカラーの仕組みでも、黒髪を明るく染める場合と白髪を染める場合とでは、脱色と染色の働きの強さが異なるわけです。

この2つを区別するために、ヘアカラー剤を「白髪染め」「白髪染めヘアカラー」といったり、それ以外を「おしゃれ染め」「おしゃれ染めヘアカラー」「ファッションカラー」といって区別しやすくしているのです。

「白髪染め」や「白髪染めヘアカラー」が暗めのカラーにしか染まらないのは、白髪を染めるために染料が多く、染色の働きが強いためなのです。

どっちを選ぶ?おしゃれ染めor白髪染め

脱色作用が強く明るい色にも染められるヘアカラー「おしゃれ染め」と、しっかりを白髪にも色をつけられるヘアカラー「白髪染め」どっちを選べばいいか?その答えは白髪の分量次第です。

白髪の量が少ないなら、おしゃれ染めで明るくカラーリンしてしっかりと白髪が染まらなくても(それなりに色は入ります)全体が明るいカラーに仕上がるので白髪は目立ちません。

白髪の量が多くて目立つなら、白髪染めでしっかりと色を入れて染めたほうが白髪は目立たなくなります。

白髪を染めるのは白髪染めでなくてOK!

白髪ができても、必ず白髪染めで染めなくてもOK。ヘアカラーのおしゃれ染めも白髪染めも、基本的な髪を染めるメカニズムは同じです。

  • 白髪をしっかり染めたい(多少全体が暗くなることが条件)
  • 髪色を明るくしたい(白髪がしっかりと染まりにくいことが条件)

この2つのどちらを重視するのか?で決めましょう。

おまけ:最近のsissyのヘアケア事情

sissy
sissy

最近は、リタッチを自分でするようになったsissyです。

サロンのように綺麗にきっちりとは染めれませんが、昨今の市販カラー剤はとても優秀になっていて、白髪もそれなりに満足のいく状態に自分で染められます。

白髪が生えてきて目立ち始めるのが、カラーリングしてから約3週間後くらい。白髪は普通のブラウンヘアがプリンになるよりも目立ち、1ヶ月もちません(個人差あり)。でも3週に1回もの頻度でカラーリングに行っていたら、お財布が持ちません。

sisssyの考え方は目立つギリギリまで引き伸ばしてでも毎回美容院できれいに染めるより、とにかくマメに染めて白髪をカバーしておきたいと思うタイプ。白髪が見えると、老けて不潔にみえると感じれるからです。

しばらくはリタッチ専門のサロン(通常の美容院のリタッチよりも安め)へ、月1くらいで通っていました。それでも1回3,000円くらいかかります。

それに加え、予約の日程が1週間後くらいになってしまうのです。ヘアカラーって気になりだしたら一刻も早く染めたいし、数日先に予定があって小綺麗にしておきたい場合に1週間後なんて待てせん。

だから最近は、気になりだしたらすぐに自分でリタッチして染め、数ヶ月に1回はサロンで全体をきれいに染めてもらうというルーティンでカラーリングしています。

よく利用するのはコチラ↓

秋~冬の濃いめの髪色でもOKのときはこちらもアリ↓

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