乾燥する体におすすめのボディーソープ

気温が低く暖房をガンガン入れているうえに、ずっと雨が降らないという乾燥した日が続いていますね。

お顔はしっかりとスキンケアでなんとか乾燥を防いでいても、ボディのほうがおろそかになってカサカサ。粉を吹いたり、鮫肌になったりしていませんか?

今回は冬の乾燥ボディにおすすめのボディソープを紹介し、なぜそのアイテムがいいのか?ボディの乾燥防止には何がポイントなのか?をお伝えします。

sissy
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sissyは化粧品会社勤務のアラフィー。

お肌は乾燥肌。40代以降は乾燥に拍車がかかり…皮膚科へかかってお薬も飲んでいます。

肌の乾燥を防ぐために、洗顔やクレンジング、ボディクレンジングなどの洗浄成分はとくに注意して使っています。成分についてもっと詳しくなりたくて、先だって「化粧品成分検定1級」を取得。

乾燥肌におすすめのボディーソープ【ボタニスト ディープモイスト】

冬の乾燥する体を洗うのにおすすめなのが、コチラ。

BOTANIST ボタニスト ボタニカルボディーソープ (ディープモイスト)

なぜこれがおすすめかというと、超マイルドな洗浄成分のボディソープだからです。

身体の乾燥の原因は皮脂不足から

ボディが乾燥する原因は何でしょうか?原因のひとつが、皮脂の不足です。

ボディオイルやボディミルク・クリームを塗いープって保湿するのもOKなのですが、本当は肌の皮脂がその役割を果たせれば言いわけなのです。

ではなぜ皮脂が足りないのでしょう?それは、洗いすぎ=落としすぎが原因です。

女性の肌は、生まれてからずーっと水分量は減り続けています。ところが皮脂量は、40代からがガクッと急激に減っていきます。40代から小じわや肌のキメの粗さが目立ち、ツヤがなくなるのも皮脂が減るからです。

乾燥する肌を石けん成分で洗うのはNG

皮脂を落としすぎる行為の一つに、間違った洗浄剤を使っていることが挙げられます。

それが、石けん成分です。

「石けんは、天然素材で肌にやさしい」

と思っている人が多いですが、これは大きな勘違い。

石けんは<高級脂肪酸または油脂>という油と強アルカリで反応させて合成した、界面活性剤です。

刺激は強くありませんが、脱脂力・洗浄力ともにとても強い成分です。

そ・れ・な・の・に!

ただでさえ皮脂が足りない肌を、脱脂力のつよい石けん成分で洗って皮脂を落としてしまったのでは肌が乾燥しないわけがありません。どんなにオイルやミルクで保湿しても、天然のオイルである皮脂のように肌にはなじまないからです。

”石けん”じゃなくてもボディソープのほとんどが石けん成分

「私は石けんで洗ってない!ボディーソープで洗っているから!」という人も安心することなかれ。

石けんの洗浄成分とは、固形石鹸のことだけをいうのではありません。

洗浄成分として次の成分は、すべて石けん成分です。

  • 石けん素地
  • カリ石けん素地
  • カリ含有石けん素地

これだけではありません。成分表示の妙で、石けん成分になる前の成分<高級脂肪酸or油脂+アルカリ剤(水酸化Naまたは水酸化K)>という表記がされていた場合も、これもまた石けん成分を使っているのと同じことです。

たとえば・・・成分表記が次のようになっていた場合

水、グリセリン、パルミチン酸、ミスチリン酸、ステアリン酸、水酸化K、・・・・・

石けん成分はどこにも見当たりませんが、[パルミチン酸、ミスチリン酸、ステアリン酸]は石けんの元となる高級脂肪酸で、[水酸化K]は強アルカリ剤。

要するに、この組み合わせは[カリ石けん素地]を分解して記載しているだけなので、結局は石けん成分を使った洗浄力の高いアイテムであることがわかります。

ドラッグストアなどで1,000円以下で販売されているプチプラのボディソープは、ほとんどがこのように石けん成分を使ったものなので、とても洗浄力が高いのです。

乾燥肌にはマイルドな洗浄成分を使ったボディーソープが最適!

乾燥する肌には、マイルドな洗浄成分を使ったボディソープが最適です。石けん成分では洗浄力が強すぎて、皮脂を落としすぎてしまうからです。

おすすめの【ボタニスト ボタニカルボディーソープ ディープモイスト】のメインの洗浄成分は次のとおり

①ラウリン酸PEG-80ソルビタン

ノニオン(非イオン)界面活性剤で、本来は化粧水や乳液などの乳化や可溶化に使われるもので、マイルドな洗浄剤としての働きもあります。刺激は非常に弱く、ほとんどないといえます。

②ココイルメチルタウリンNa

代表的なアミノ酸系の洗浄成分で、①が泡立ちが少ないためその補助的な役割で配合されています。

③コカミドプロピルベタイン、ココアンホ酢酸Na

アンホ(両性)界面活性剤で、皮膚への刺激性や毒性が低く、マイルドな洗浄力があります。

石けん成分は一切入っていません。

洗浄成分のほかには、アルガンオイルやオリーブ果実油、シア脂などの油脂が配合されて、洗い流した皮脂を補うように配慮されています。それに加え、マイルドな洗浄成分のため、洗い上がりはヌルっとした感覚が残ります。

でもそれでいいのです!

肌がキュッキュッとする感覚に洗い上がっているのは、むしろ皮脂が落ちてしまっている証拠。肌には、皮膚の水分が蒸発するのを防ぎ、肌を保護する役割の皮脂は残して行変えればなりません。

皮脂を守ってボディの保湿!

ボディが乾燥する人は、ボディ洗浄で皮脂を落としすぎている場合が多いです。皮脂分泌が減少する40代からは、むしろ皮脂をどうやって守るか?が保湿のポイント。

石けん成分の洗浄料では脱脂力が強く肌が乾燥してしまうので、マイルドな洗浄成分のボディソープがおすすめです。

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